果糖ブドウ糖液糖について

2016.1.14  堀古民生

○人工甘味料より要注意!果糖ブドウ糖液糖(異性化糖)とは
私達の普段の生活で結構入り込んでいるのがこの果糖ブドウ糖液糖。
なんか果糖とか書いてあるので、砂糖よりはなんか良さそう…と思ってしまう人もいるかも。いや、こいつは結構な曲者で、砂糖よりも危険と言っているひとも結構います。

○原料はトウモロコシでんぷん。それを精製したコーンシロップ
果糖ブドウ糖液糖の原料は、トウモロコシのでんぷんです。これを酵素処理したものです。異性化糖とも呼ばれるこの製品は、ブドウ糖の集合体である多糖類とよばれるでんぷんをまず分解してブドウ糖だけにします。
この時点で単糖類となるのですが、これを更に酵素の力で果糖へ変換。
ブドウ糖と果糖の混合液の中で、果糖の割合を50%以上にしたのが果糖ブドウ糖液糖です。
なぜその必要があるのか?というと、甘さの問題。
果糖の性質として、低温だと普通の砂糖よりも甘く感じるという性質があるため清涼飲料水などで使われやすいというところがあります。
冷たくなくても、よく使われているのはノンオイルドレッシングや焼き肉のたれ、お鍋のスープの素、納豆のタレ、みりん風調味料、ヨーグルトなど…さまざまな製品に使われています。
もちろん、普通の砂糖よりもコストが安くすむという利点があるから一般的に使用されているのだと思います。

○果糖はブドウ糖と違い、血糖値を上げない。ん?いいこと?
果糖とブドウ糖は同じ糖類ですが、代謝させる経路が違います。ブドウ糖は吸収後血液に血糖として全身に運ばれますが、その時上昇した血糖値に対してインスリンが分泌され、余った分が体脂肪として蓄えられます。
ちなみに果糖のほとんどは肝臓で代謝されるため、血糖値を上昇させません。しかし、ブドウ糖より吸収の早い果糖は余った分をすぐに中性脂肪として合成させてしまうのです。
血糖値の観点からするとよさそうなのですが、実は中性脂肪として蓄えられやすい性質があるのが果糖です。
じゃあ果物は太りやすいの?と思ってしまいがちですが、果物に豊富な果糖は、あくまで豊富というだけで、ブドウ糖やショ糖も含まれています。そして、食物繊維や水分も豊富なので、果物をそのまま食べるということとはまた話が異なってきます(フルーツジュースは結構リスク高いですが)

○問題はこの果糖ブドウ糖液糖という異性化糖という特殊な製品
実は、砂糖という製品も、ブドウ糖と果糖からできているのですが、これらの分子がひとつずつ結合しているのがいわゆる砂糖です。
しかし、果糖ぶどう糖液糖はブドウ糖と果糖が別れた状態でまざっている混合液です。また、基本的に果糖の割合の方が多いので、より甘く感じるということもあります。
さらに果糖の多い液体というのが曲者で、果糖はブドウ糖より満腹感を得にくく空腹感が満たされないため、より食べ物を欲してしまうなどの依存性を高めると言われています。
そして大きな問題はこの原材料であるトウモロコシはアメリカで余り余っている、遺伝子組み換えトウモロコシである可能性が高いということ。
確かにそれだとコストは下がって当然です。

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