2008.3 こんぶ土居通信
植林や間伐などの手入れをしながら、木を使っていくことは持続可能なことです。建築や家具、食器などに国産材をつかうことは環境の保全になるだけでなく、食糧の確保にも非常に大切なことだと思います。
2017.1.25 堀古民生
昔、北陸の禅宗のお寺 永平寺に行った時の感想ですが、修行中のお坊さんには肥満の方は誰一人としておられなかった印象がありました。 しかし、体は筋肉質できびしい修行にも耐える立派な体格の方ばかりでした。 お寺の中の案内で、禅宗の修行の中でも興味を持ったのはその体を維持する食事の内容に関してでした。
基本は一汁一菜 多いもので二菜とのことでした。それも完全な精進料理で、肉、魚、卵まで食卓には上らないものだと聞いた時には、本当にそんな食事で修行なんか出来るのだろうかその時は半信半疑でした。 まだ、駆け出しの筍医者の頃の話です。 筍医者とは、まだ藪まで成長していない つまり藪医者にも成れていてない状態の医者の事です。
今は堂々たる藪医者で、まだ藪からは抜け出せていない状態ですが少しは年齢重ね、医業を
生業として食べさせてもらっています。
医療の一環として食の大切さを考えて私なりに食の勉強もはじめました。色んな書物、文献、講演などから少しずつですが知識が増えてきました。
そこで、精進料理にはどんなパワーが有るのか調べたところ、なんと素晴らしい完全食だったのです。米と大豆が基本、そこに野菜,海藻、雑穀、油、ごま油、菜種油、大豆油などが主な材料です。 米と大豆の組み合わせが,何と栄養面で完全食なのでした。更に、発酵技術で大豆の加工が味噌に,醤油に、納豆に、米はお酒に、ぬか漬けに、米麹に、その他多くの食品を作り出してきました。
人間には必要なアミノ酸は20種類ですが、体で全て作ることはできません、だから食べ物で必要なアミノ酸を取らなければなりません。
ところが、米と大豆製品だけで20種類のアミノ酸を全て摂取できるのです。無理に肉や魚は取らなくても大丈夫に出来ています。
ここに、一汁一菜の味噌と、野菜が如何に大切かが分るでしょう。 しかし、小麦を主食、パンでは取れないアミノ酸が出てきます。だから肉や魚で補う必要があるのです。
とはいえ 現在では精進料理だけでは食べる楽しみがなくなってきますので、たまにはお肉や造りも食べたいでしょう。その時は一汁、三菜にして楽しむのもありだと思います。
たまにですよ、を強調して、和食の良さ、正しさを 一汁一菜の意味を味わってください。
2017.1.24 堀古民生
風邪とインフルエンザの違いは、究極的には見分けにくいものです。
どちらもウイルスが原因ですので、ただインフルエンザウイルスは突然の悪寒、関節の痛み、高熱そして何とも言えない倦怠感が出てきます。 しかし、人間は一人一人の個性があるように、症状も様々です。 インフルエンザの迅速検査の無い時代は、流行しているか、やはりかなりしんどそうか、周りの人がインフルエンザにかかっているかなどを判断材料で診断していました。
17~8年ぐらい前からは簡易迅速検査が取り入れられ、発症して6時間過ぎれば確実に診断できるようになりました。そこで解ったことは、意外なことでした。37°程度の発熱、すこし体がだるいだけ、でも、職場ではインフルエンザの検査を受けてきなさいと言われたので、ぜひ調べてくださいと希望されることが結構ありました。 初期の頃は私も調べても出るはずがないと検査をしない方が多かったですが、執拗に希望され調べたら陽性に出たことがありました。このことで、今までのインフルエンザの診断が大きくゆらぎはじめました。最近は希望があれば、検査をしています。
結構、インフルエンザとは考えにくい軽い症状でも陽性だったり、これは間違いないと思って検査しても陰性に出たりすることもあります。要するに、人間なんだから、一人ひとり個性の違いは歴然とあるのは事実です。 病気の症状も個体差というか、教科書通りには表れない事に気づかされました。 生きている個体を診察するということは、本当に其の方の個性まで深く切り込んで診察することがいかに大切なことかが解りました。だから却って医療の奥深さが診察して、楽しいというかまじめに取り組むことで本当の医療にたどり着けるものだと思いますし、これからも日々研鑽する必要を肝に銘じて勉強します。
最後になりましたが、風邪とインフルエンザは簡単に見分けられません。 まだ私には勉強不足で偉そうに、これは風邪、これはインフルエンザと簡単に言えない状態です。
じっくり診察し、よく観察し、最後には検査もきっちりとし診断を下すまでは簡単に結論を出せません。